VIEW-ロープウェイ-

ロックガーデン

標高2000m、ロープウェイ山頂駅にあるロックガーデンでは季節の高山植物を楽しめます。

ロックガーデンの花

シラネアオイ

シラネアオイは、本州中部以北の山地帯や北海道に自生する多年草で、直径5~10センチメートルの紫色の花を咲かせます。
特に日光白根山の周辺一面に咲いていたことからその名がつけられました。
毎年6月上旬からロックガーデンの花壇が満開になり、弥陀ヶ池にある特別保護地区では6月中旬から下旬に見頃を迎えます。
近年、シカの食害により、群馬県のレッドデータブックの準絶滅危惧種に指定されるほど激減してしまったため、2000年12月に、群馬県立尾瀬高等学校と群馬県利根郡片品村が中心となって「シラネアオイを守る会」が発足しました。種の採取、育苗、植栽のほか、保護柵の設置、成長調査や山の清掃活動など、シラネアオイの保護活動を行っています。

コマクサ

コマクサは、本州中部以北、北海道・千島・カムチャッカ・樺太・シベリア東部に分布する多年草。高山の山頂や尾根などの荒原に生育する。花の形が馬の顔に似ているから駒草という名前が付けられたようですが、高山植物の女王とも呼ばれています。
山頂駅のロックガーデンでは当初2万株のコマクサが植えられ、満開の時には写真のように真っ赤な絨毯となっていました。
現在は自然に淘汰され個体数が安定し、既に適応して自生している物も多く見られます。
※花期は6月下旬から8月の下旬までです

エゾリンドウ

エゾリンドウは本州中部以北、北海道に自生する多年草で、山地帯~亜高山帯の湿った草地などに生える。花は青紫で4-5㎝の大きさになり、日が差さなければ開かない。
山頂駅ロックガーデンでは、二荒山神社へと続く散策路周辺の樹林の中で見る事が出来ます。
※花期は8月下旬から9月の下旬までです

二荒山神社

この神社は永享元年(1429)白根山頂に白根山神社が祀られたのが始まりで、祭神は大己貴命(大国主命)である。永い年月で社が老朽倒壊してしまったままであったが、白根山頂から香沢口まで5000haの土地所有者の日本製紙㈱が二荒山神社から歓請、平成15年に建立したものである。

二荒山の謂われは二説あるが、ここでは現実に近い説である男体山と白根山の二つの山が噴火により荒れていたので二荒山であり、日光の名もここから出たと思われる。

このように考えると、二荒山神社は男体山と白根山両山の祭神であることが窺える。

片品村東小川地区の古老達は白根山と言わずに荒山と呼び、登山道も荒山道と言った。
また、昭和20年頃までは白根山の山開きには男達が一週間のお籠りをして女性を近づけず、夕方大滝川で身を清め前日装束東小屋に一泊し、早朝山頂に登り御幣を立て、ご来迎を拝み山の安全を祈願したが、今では立派なこの神社ができたので、山開きには区長や組長が代表して参詣している。